嗚呼 早慶戦 土曜日は自然休講
6大学リーグの野球の試合は、大概土日に行われる。一勝一敗になると月曜日に第三戦が行われるようになっている。
早慶戦の行われる土曜日は、自然休講で授業はない。月曜まで決戦が延びると当然月曜日も自然休講となる。
勿論、学業に熱心な学生は学校へ行って図書館等で勉強しているだろうが、おおかたは、神宮球場に駆けつけるか家で寝ている。
慶応へ行っていた兄貴は、入学した第1年目の春の早慶戦に一回だけ行って、応援団の横暴さに憤慨しその後2度と早慶戦の応援には行かなかった。
早稲田へ入った私は4年間、春と秋の早慶戦には全て応援に行った。その後の新宿へも必ず行った。
当時の神宮球場の外野席は芝生で座席はなかった。
雨の土砂降りの時もあった。傘を差している学生がいると応援団の威勢の良い学生が走ってきて、「ここの学生傘を閉じろ」と命令する。新聞紙をかぶっていると、又、応援団員が走ってきて、「新聞紙をかぶるな」とえらい剣幕である。
応援団は、角帽をかぶっているのだからこちらも帽子をかぶろうと思って、新聞紙でおおきな兜を折ってかぶっていると「新聞紙をかぶるな」と怒鳴ってくる。横暴きわまりない応援団もびしょ濡れになって応援している。