嗚呼 早慶戦 勝利の後
この日は、敗戦後新宿まで行ったが11月の初め、あまりにも寒いので早々に下宿へ引き上げ風呂入って着替えをした。友人の中には、びしょ濡れの学生服を着てそれでも飲みに行った強者どももいた。
私の在学中、早稲田が一度優勝したことがある。勿論応援に行っている。勝利の後のセレモニーを見てから。神宮球場を出ると小さな三角のエンジの小旗にWと白抜きしてある物を渡された。てっきり提灯行列のための提灯を貰えるものだと思っていたが小さい旗だった。
神宮球場の前で隊列を整え、千駄ヶ谷を通り新宿を通り歩いたり、走ったりしながら、長い行列が続いて早稲田まで到着すると、万歳を唱え、校歌・都の西北を高唱し、その後は今通ってきた新宿へ向かう。
何人かの友人と、新宿へ行った。歌舞伎町の今はないおおきな噴水の回りで大勢の学生が肩を組んで何時までも校歌や応援歌を歌い続けていた。
その日は、新宿のヤクザのお兄さん達も、早稲田の学生の大騒ぎに難癖を付けることもない。
早慶戦を見に行くよりも、その後新宿へ行く方が本当の目的であったのかも知れない。
2010年秋のリーグで優勝した、早稲田の主将でエースの斉藤裕樹選手はいいことを行っていた。「みんなから、お前には何かがあると言われてきました。何があるのだろうと考えたら、私には、掛け替えのない仲間がいることに気づきました。仲間がいて勝てるのが野球です。」
野球人としては素晴らしい言葉ではないか。彼のプロ野球での活躍を期待したい。