迷走世界情勢解読・覇権主義の歴史
人類歴史は覇権主義の歴史である。古くはエジプトの文明も、古代中国の各王朝もオリエントのバビロンやペルシャも強大な軍事力を持って近隣諸国を蹂躙し、自国の利益の基とした。
歴史に名高いローマ帝国は、周辺の被征服国民衆にローマ市民権を与えローマの兵士として戦場に送くった。それはローマの支配地域・利益を増加させるために使かったのである。
このようにして巧みに、ローマの支配体制に従属を迫るローマ的覇権主義を確立したが、これも中国の歴代王朝が堅持してきた中華思想と何ら変わりはない。これを覇権主義と言うことにしておこう。
敗北者に対するアメリカの民主主義の強要、支配地域に対するロシアの社会主義の強要、中国の共産主義の強要もまさに覇権主義である。
恥ずかしながら、かって大日本帝国も「大東亜共栄圏」を振りかざして、軍事力を持ってアジアを制覇し、皇国皇民一体化を唱えて頓挫した苦い経験を持っている。
中国の古代の聖賢としてあがめられている(孔子・孟子)の思想には、徳を持って治める者が王者・力でねじ伏せて支配するのが覇者と説いている。
=閑話休題=
早慶戦で両校が歌う応援歌が面白い。
早稲田は応援歌の最後は、「覇者・覇者・早稲田」 で締めくくる。それに対して慶応の応援歌は「陸の王者慶応」である。
王者でも覇者でも野球やルールのはっきりしたスポーツの世界では問題がなかろうが、国際紛争には何のルールもない力が全てという人間の赤裸々な側面が見えるだけに恐ろしい。