迷走世界情勢解読・後漢書東夷伝
日本に対しても同様で、後漢書東夷伝で後漢の皇帝が日本から来た使者に、「漢委奴国王印」(カンノワノナノクニノオウ)と刻印した金印を与えたという記述がある。真偽のほどが疑われていたが、その金印は九州の島で発掘され今は国宝となっている。
それを、歴史認識とすれば日本は中国の従属国となると言う論理が成立するではないか。歴史認識を論議するのは、国家間の内政外交に関するトリックを醸成する、空疎な自己主張の場ではなかろうか。
日中韓の為政者のみならず民衆は、もっと、賢明にそして懸命にアジアと世界の、恒久平和を実現できる未来を考えるべきだと思う。
アメリカ大陸を、コロンブスが発見したのは1492年である。当時、日本は室町時代で応仁の乱のあとの混乱時代というのに足利義政は銀閣寺を建立した3年後である。中国は民の時代、ヨーロッパでは東ローマ帝国がオスマントルコ帝国に滅ぼされて40年後のことである。
その後、1776年にアメリカが独立するまでには、西欧の様々な国々の確執と闘争があり、英国との独立戦争に勝利してアメリカ合衆国が誕生した。
しかし、そこにすんでいた先住民インデアンは、新来の白人の傍若無人な収奪に激しく抵抗したが、多くは殺されあるいは、アメリカ国家が指定する居住区という辺境地に追いやられて命をつないでいた。