真説スズメのお宿13 お化けの神通力
こんなことが出来たのは、お化け達が、神通力を使って宣伝したからです。香具師の親分衆は夢の中でお化けの勧誘を受け二つ返事で応じたのです。「もし応じなければ命がいくらあっても足らないぞ」と言うくらお化けから脅かされたからです。
そんな訳で、妖怪大明神権化社の例大祭が始まりました。参道は詰めかけた人々で溢れ、出店も大繁盛です。たこ焼き、焼きそば、鉄板焼き、お好み焼きに焼き肉屋、金魚すくいにおもちゃに駄菓子、・・・数え切れない種類の店が軒を連ねもうその繁盛は、年始めの明治神宮・浅草観音・川崎大師以上の賑わいです。
お賽銭もあんまり集まるので、賽銭箱が一杯になるので大きな白い布を社殿の前に広げました。そう言う仕事はみんな大入道と赤鬼青鬼がやってくれますので、参詣者はそれを見るだけで大興奮、賽銭はどんどん集まります。その番人は鉄棒を持った赤鬼・青鬼というのですから参詣人は大興奮です。
山と積まれた賽銭は一杯になると鬼達が社殿の中に運び込み、又白い布を持ってきます。それを何度繰り返したことでしょうか。大きな社殿はお賽銭で一杯になってしまいました。
すると、大入道が現れて、お賽銭をわしづかみにして参詣者にバラかみました。