真説スズメのお宿3
一度は、腰を抜かしたお婆さんでしたが、気を取り直して、妖怪達に言いました。「あんた達は、人間世界では妖怪変化として嫌われているが、あたしの言う通りにすれば、あんた達は、今の時代のアイドル・大スターになれるよ」と、言いました。
妖怪達は、それを聞くと寄り集まって、話し始めました。「あの婆さんはスズメの舌を切った悪い奴だからここで取り殺そう」
「スズメたちから散々あの婆さんの悪辣さを聞いたからな」
「そうだそうだ」
「いや、一寸待て、面白い話だ、あの婆さんの強欲は俺たちと通じる物がある。話に乗ってみたらいいぜ。面白いことになるかも知れないぜ。」
「そう言っても、あの婆さんを何処まで信じることが出来るんだ。」
「心配ない、あの婆さんは、われわれ妖怪と一つ穴の狢だ。俺たちを悪いようにはしないだろう。」
等と国会審議より長い妖怪の審議・論争の後、婆さんの言う通りにしてみようではないかと言う妖怪一同の意見がまとまりました。