藪竹山スズメランド22藪竹山の異変
藪竹山で夜のなかに待ち構えていた、お化け妖怪変化達は、40人の男たちが二手に分かれて山の前後をうろついているのを知っていました。
お婆さんは、お化け達が何とかしてくれるというので安心して寝ていました。
スズメ捕りの連中は、何処を見てもお婆さんがいないので、安心して、塀にハシゴをかけどんどん山のなかへ入っていきました。
暫くすると、一人の男が、一寸静かすぎるんじゃないか。と言い出しました。一寸気味が悪いくらいの静けさです。
すると、遠くで、火の玉が燃え上がりました。山へ入った連中はぎょっとして、逃げだそうとすると、大勢のお化け妖怪が経っています。
振り向いて、逃げよう得おすると後ろには山のような大入道が立っていて、逃げようとする連中を、一人ずつつまみ上げて、背中に背負っている大葛籠にほりこんでいくのです。
葛籠のなかは、真っ暗で何も見えません。一人の男は木陰に隠れていましたが、大入道が一人足らないと言うと、唐傘お化けが走り回って木陰で震えている男を引きずってきました。大入道はこの男も葛籠に放り込むと、山の周りの塀をまたいでドンドン歩いて行きました。